国際家族計画連盟(IPPF)は、日本政府からの支援165万米ドルを受け、アフガニスタン、レバノン、イエメンの3カ国の以下の地域で危機の影響を受けた脆弱な人々の健康と命を守るために、セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス・ライツ(SRHR)と母子保健を含む必要不可欠な地域密着型保健サービスの提供を行う人道支援プロジェクトを開始します。
- アフガニスタン:ロガール州とパルワン州
- レバノン:ベカー渓谷
- イエメン: アデン州とアムラン州
これら3か国のプロジェクトの主な目的は、1)人々がセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス・ライツ(SRHR)およびジェンダーに基づく暴力(GBV)に関連するケアサービスを受け情報を得られるようにする、2)サービス提供者が、権利に基づく質の高い、顧客中心のサービスを提供できるようにする、3)ピア・エデュケーターやコミュニティーの人々がSRHRと関連する健康課題に対する認識を高めることです。IPPFは、各国で長年にわたる草の根活動を通じて培った現地のネットワーク、知識、人材、施設を活用して、活動の効果を拡大し、人々の生活に持続可能な変化を生み出していきます。
IPPF事務局長のアルバロ・ベメホ博士は、「世界の平和と人々の健康・ウェルビーイングの未来に大きな暗雲が押し寄せている今まさにこの時期に、日本政府のご支援をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。アフガニスタン、レバノン、イエメンは、それぞれ独自の課題に直面していますが、これらの国にある私たちのコミュニティベースの加盟協会は、日本からいただいたこの貴重なご支援を最大限に活用し、危機の影響を受けている脆弱な人々の健康・ウェルビーイングと命を守るために活動してまいります。そうすることで、私たちは、人々が不健康や暴力の恐怖から解放され、尊厳をもって生きることができるよう、人間の安全保障の実現に貢献します」 と述べました。
2026年2月末までに、IPPFは現地の加盟協会を通じて、これら3カ国で83,595人に保健サービスを提供し、222人の保健サービス提供者とピア・エデュケーターを養成することを目指します。
さらなる詳細については、ハンナ・ルンド・アドコック(英語、hadcock@ippf.org)および谷口百合(日本語、ytaniguchi@ippf.org)までお問い合わせください。
when
country
アフガニスタン, イエメン, レバノン
region
南アジア地域事務局, アラブ地域事務局
Related Member Association
Afghan Family Guidance Association, Yemeni Association for Reproductive Health, Lebanese Association for Family Health